やまざきこうた

縮みゆく人間のやまざきこうたのレビュー・感想・評価

縮みゆく人間(1957年製作の映画)
2.7
授業で鑑賞。
授業のテーマが"変身"とのことで一発目。
核への恐怖というところから離れて、ジェンダーの話や宇宙の話、自己を規定するものの話へと発展していったのが面白かったです。
ペンキでHELP!とかI'm alive!とか書けたのでは、と思ったんだけど、その時点では食糧問題が第一だったのと、既に以前の社会に帰属する意識が薄れていたから実行しなかったと解釈しました。
その後溺れかけた際に助けを呼んだのでこの解釈は矛盾するかなとも思いました。が、以前の社会から離れた意識はあったものの、いざ妻を目の前にした時にやはり、すがりたくなったから助けを呼んでしまったと解釈。
いや〜、変な映画だし、面白い授業です。
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