猫派のベテラン鍵開け師ウォーカー(ジョン・マルコビッチ)犬派のステイシー(エイドリアン・ブロディ)犬派の薬中のゲージ(ロリー・カルキン)の強盗3人が、逃げ込んだ廃工場で凶暴な闘犬に襲われる話。
・闘犬の視点からの現在の映像と、過去の記憶
・闘犬に襲われてひいこら逃げ回る強盗3人
・闘犬から一時的に退避でき一息ついたところで何となく始まる犬派か猫派談義。
・ゲージの話が一番悲しい。そして彼の腕にあったタトゥーの絵柄。犬の話をして哀しみを思い出したのか薬を過剰摂取……ご退場。
・つい最近まで開催されていたらしい闘犬場、隠し部屋を発見し札束の山を発見→ネコババ。
・闘犬に三度襲撃されるも窮地を脱してウォーカーと共にワゴン車でずらかろうとしたところに闘犬場の元締め登場(アントニオ・バンデラス)
・バンデラス、マシンガン?で撃ちまくる。
・生き残れるかステイシー、そしてワンコは?
ワンコ映画。
出演している俳優さんも豪華なのですが、主役はあくまでワンコ、人間は愚か(暴言)
全体的に地味な話ではあり。
廃工場の迷路みたいな間取りは○(何故かグランドピアノがあったり、迷路になってる家具置き場があったり)ものの、逃げる人間追うワンコという切り返し、追いかけっこに迫力が足らず緊迫感の盛り上げも惜しい。
闘犬のむごたらしさの直接描写は無いものの、負けた犬の遺体が無造作に捨てられていたり、マッチョな犬がガブガブと噛み殺すシーンがあるので、多少のエグみある描写はあるけど、盛り上げには至らず……って感じ。
人間のために傷だらけになって闘っても最後は処分が待っている闘犬の哀しさ。
(動物虐待からレスキューされても闘犬だった場合は、処分されるケースが多いと聞いた気がします)最後に『Good Boy』と撫でられつつ死んでいったワンコが切ねぇ。