このレビューはネタバレを含みます
2025年7本目。
「監督、犬派なんだなぁ」としみじみ思う一作。なんかめっちゃおっかない犬が無双してヒャッハー!みたいなの思い描いてたら、根本的にすげー真面目なおはなしで「マジでごめん」ってなった。中盤は、「長編に見せ掛けてひとりひとつずつ犬とのエピソードトークを語ってくオムニバス形式かなんだこれ」と思ったけど、最後の「Good Boy」には思わず泣いてしまったよ…。いやまぁピアノから救出したときにあのオチは読めたけどね。絶対危ないときにあの子助けに来てくれると思ったけどね。しかしあのウサギはなんなんだあれ。大麻の幻じゃなかったんか実在してたのか。
ステイシーは悪ぶりつつも一から十まで良い奴すぎたので「おまえなんで強盗なんかやってんだよ!!!」ってちょいちょい頭抱えたくなった。ブルーの言ってた通り「強盗は一生強盗」ってことなのかもしれんが…つかバンデラスの役名がブルーなのをエンドクレジットで初めて知ったわ。綺麗な名前だね。
バンデラスは一から十までいいとこなかったね。つかバンデラスとブロディキャスティングされてて絡みなしだったらどうしようかと中盤までひやひやしてたよ。ジョン・マルコヴィッチも出てたし、キャストはとても豪華だった。
ちなみに、わんこはなんて言うんだろと思って見てたら役名が「デ・ニーロ」で、四体いるうちのトップクレジットの子の名前が「ハン・ソロ」だったからちょっと笑ってしまった。なにってことないけど、なんか、こう、なんか。子犬の頃をやってた子が「デ・ニーロ」っつってそのままその名前を使ってんのね。幸せにやってっかな「デ・ニーロ」。
そんでANIMAL CASTってことでわんこたちの他にCHICKENSとかCOWとかもみんな名前出ててすげーってなった。あれは初めて見た気がしたけど、動物系の映画とかは普通なのかな。ドリトル先生とかどうなんだろ。ぜんぜん気にしてなかった。いのち大事にだね。