このレビューはネタバレを含みます
とっても好きだ。卑屈すぎでもなくてギャグに寄り過ぎてもいなくて、押しつけがましくもなくて、そっと寄り添って見守っている感じの優しい空気が流れている。私の心が浄化された。
EDも好きだ。次の物件での物語が始まるというところでスケッチブックの次の1ページがめくれてエンドロールスタート。今後も物語が続いていくんだなと思わせてくれる演出。エンドロールの手描きスケッチブックを眺めるのが楽しい。パンクの人の曲なのかな。曲が終わった後の「カチッ」という音が嬉しい。
車を探していた人は、息子のミニカーを探して事故に遭ったんだろうなあ。何十年も探していたんだあ。息子は何十年もお参りに行っていた。御子との交流は僅かなのだけれど、このサイドストーリーも素敵だった。御子が見える人で、動いてくれる人だったから、ようやく少し救われた。