福井康之

ルームロンダリングの福井康之のレビュー・感想・評価

ルームロンダリング(2018年製作の映画)
3.2
5歳のとき父を交通事故で亡くし、それから1年後には母も失踪して、祖母のもとにひきとられた八雲御子は他人との関わりをもたない引きこもり人生を歩んできた

「裏社会で手に入れた金の浄化をマネーロンダリングと言いますが、それをもじって我々の業界では部屋の浄化をルームロンダリングと言っています。」

18歳のとき祖母が亡くなり、怪しい不動産を営む叔父の悟郎ちゃんのもとで訳あり物件に住むようになる御子はオバケが見えるようになっていた

「怖くないの?こんなの見えて。」
「人間の方がよっぽど怖いよ。」

悟郎は乗り気ではなかったが、成り行きで殺しのあった物件に住むことになる御子はそこで、隣人の虹川と知り合う

「文化包丁だ…俺、出刃。」

御子は奇妙なオバケと、隣人の虹川たちとの交流で少しずつ変わっていく

「泣くな、笑え。」

あいかわらずオダジョーは胡散臭いけど憎めない兄貴役が上手いねぇ。
おもろい映画でしたわ。
福井康之

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