きなこもち

千と千尋の神隠しのきなこもちのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0
初公開当初はとても千尋に感情移入して、頑張れって応援する気持ちでみていた気がする。
アラサーになった今、改めて鑑賞したことでこの作品で描かれていることの多さと深さに愕然とした。
まず仕事について千尋が1つずつ教えてもらって、それを着実に学んでいること。最初は釜爺にありがとうさえ出来なかったのに、最後は湯婆婆に「お世話になりました!」ってすんなり言えるようになってる。ひよっこ新卒ちゃんの成長具合がすごい。
湯婆婆がお客様に対して絶対に失礼のないように振る舞っていること(スーパーパワハラおばちゃんだけもど)、キャリアウーマンすぎて子どもの成長に気づけなかったことなんかも、今だからこそ気づける事だなと感心した。
これは日本で歴代1位の作品だよね、って改めて痛感しました。
2020.07.11追記