新感覚の映像体験。このアニメ、狂っている。ただのアニメだと思って見逃してる人は本当にもったいない。最高の映画でした。
CGのアニメってなんだがキャラクターが人形っぽくて無機質に感じてしまい、あまり好きじゃない人が多いと思います。
でもこの作品は違う。
驚くことに、CGで作画した上にさらに手描きで修正を加えているんです。表情の変化に合わせてシワを加えたり、綺麗な映像を逆にくすませたりして、味のある絵になってる。時間も労力もすごくかかっているはずです。だからこそアニメでもCGでもない、コミックがそのまま映像になったような新しい感覚を味わいました。
スパイダーマンが複数人出てくるという設定も面白い。一人二人とスパイディが増えていき、アベンジャーズ的ワクワクが。オクタビアスが今回は女性なのも新しい。
モラレスが覚醒し、夜の摩天楼を飛び降りていくシーンはスパイダーマン史上もっともカッコいいシーンかもしれない。そして最後の最後、父親に返していなかった"I love you"を言い残して去っていくモラレス。クールすぎる。
ファーフロムホームこそスパイダーマン最高傑作と思っていましたが、ファーフロムホームと同じかそれ以上の余韻にいま浸っています…