Hailey

鋼鉄の雨のHaileyのレビュー・感想・評価

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)
3.6
日本を戦犯国という表現が出てきたり、オブラートに包まない正直な韓国の姿に思えた。北朝鮮の生活に関してはバックグラウンドは本当なのかわからないけどリアルではあった。どこの国でも上層部はこんな感じなのか...後半の銃撃戦では南北どっちがどっちかわかりずらかった。物理攻撃と外交的ジレンマの心理戦がよく描かれていた。主人公が南北の希望的存在として描かれるのが幻想とわかりながら、友情が生まれる設定に無理があるとわかりながらも人間ドラマを楽しめた。最後ちょっと南北設定緩すぎじゃない?とも思ったけど。「家族」というありふれたテーマがとても大切に暗示されていた。あと、北朝鮮訛りと韓国語の違いは日本でいう方言レベルなのか気になった。南侵トンネル本当にありそう。デリケートなテーマではあるけどリアルというか、むしろ現実は小説よりも奇なりじゃないかと思った。オチはちょっとファンタジーすぎるなあ...チョン・ウソンの人間味溢れる演技好きです。それにしても韓国側の外交官の人が秋元康にしか見えなかった...
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