オースティン・パワーズが憧れた世界がここにあります。女の子のファッションが可愛いなぁ。
ジェフ・ベック＆ジミー・ページが在籍するヤードバーズの演奏シーンもあるなど、ブリティッシュカルチャーの文脈で語られることの多い映画ですが、60年代のスウィンギング・ロンドンがイタリア人の手によって描かれたというのが興味深いというか、不思議。
ただ映画はあまりにもシュール。偶然撮った写真を拡大したら殺人者が写っていたという、いかにもなサスペンスフルな展開に進むのかと思ったら、観客が地蔵立ちしているヤードバーズのライブに闖入したり、パントマイムでテニスをする頭のおかしい連中に会ったりで、事件はどこにいった？という感じ。とにかく不思議な映画。
