構図やズームアップが巧妙でした!
難解だなあと思いつつ、難解の言葉で片付けたくない気持ちもある。
ラストシーンを迎えて、見えること、見ないこと、見えないことなどがやっとなんとなく分かり始めたような…
刺激、成功、事件性…あらゆるものを追い求めるが、空転して欲望の対象を掴むことも触ることもできない。真実や意味を欲しても現実にそのようなものなど無いことを体験させられる不思議な世界。
でもこれ、サスペ…
女は見つめられるほどに、男は見つめるほどに、それぞれの核心に宿る空虚さを知ることになる。それは、愛と呼ばれる濃密な希求性が内実(対象の対象性)を失い、何かを希求する力のみが取り残されることによって浮…
>>続きを読む写真を撮るという行為は、否が応でも当事者になってしまうというか被写体との関係性が生まれてしまうもの。他人事では居られなくなる。
見る→見られるの権力構造に慣れきった彼が、写真を撮るという行為に孕む当…
11/21 なんとなあ、これ高校3年の頃の気狂いピエロと並ぶ話題作で、その時見ようと思って見なかった。60年近くの時を経て、やっとこさ見たのだなあ。ピエロのほうは、若き日に見たので、その後、都合3…
>>続きを読む
人は見たいものを見る。そこに無いものでも知覚すれば見えているような気がする。見るという行為には嘘が含まれているという原作の要素を、映画という"見る"娯楽で突きつけてくる。カメラという視点から映し出…