舞台は60年代のロンドンで、いわゆるスウィンギングロンドンの時代背景を感じさせる、イタリアが誇る巨匠アントニオーニ作品の1つ「欲望(原題:BLOW-UP)」に挑戦した。
難解な作品とは違うけれど、感じ方は様々で観るものによって解釈が分かれそうな作品だった。
何度も観て味わうスルメ映画かな。
目の前のモデル達を撮ることに飽き飽きした芸術家気取りのカメラマンが、現実社会の“リアル”を撮っていくうちに、気がついたら実在しないであろう“虚構”を夢中に追い続けていて、台詞もほとんどないただのシークエンスでも引き込む映像は、なんとなくみてる自分でも強烈に印象に残った。
カメラワークで魅せる皮肉たっぷりのラストシーンで正直なんかよくわかんなかったけど唸った。
何も知らずにみたら初見はこんなもんでしょう…