このレビューはネタバレを含みます
色んな世代のポケモンを知っていれば知ってるほど面白く感じる作品。
色々なシーンや風景にちょろっといるポケモンを見つけるのが面白い。
逆にポケモンを知らないと、色々なポケモンがいるのね〜で完結してしまうので、あまり楽しめないかも。
CGのリアルさはそこそこだが、ドダイトスの庭のシーンなど少々粗く感じる所も多々。
ストーリーは王道だけど、黒幕の発覚とか喋るピカチュウの正体のサプライズは好きな流れ。ただ、ホログラムで過去の映像が見れる設定はズルいなぁと感じた。
ポケモンと人間が共存する夢の街ライムシティや、凶暴化してしまう薬など、ズートピアに似てない?と思ってしまった。
冒頭のポケモンバトルの映像で、竹内涼真が出てきてビックリした。
道路で交通整理をするカイリキーと、真ん中でお寝んねしてるカビゴンで笑った。好きだったキモリが本当にトカゲみたいでヌメッとしてて少し嫌いに。
警察署前や街中に堂々と立っているゴルーグがカッコよい。
違法バトル会場のシーンで、観客席にバチュルがいた。小さくて可愛かった。
そして、バーの席で呑んだくれのような雰囲気を出すケッキング。最高。
フシギダネとかドゴームとかエイパムみたいに少し活躍の場があるポケモンは良いんだけど、風景シーンに出てくるポケモンの使い回しが多いなあって感じてしまった。ドードリオ、ワシボシは脇で出すぎ。ニューラに至っては、ラストで煙が消えてポケモンになった人間が元に戻って喜ぶ風景シーンで、6、7匹ぐらいいたように見えた。
全世代からポケモンを登場させるならもう少し、多くのポケモンが見たかった。(チラッとで良いので…)
ちなみにこの映画に登場するポケモンは54種だそう(監督インタビューより)。
スピアーの大群には襲われるのを期待したけど、出てこなかった。
もっと、工事現場で働くドッコラーとか、水族館で泳ぐテッポウオ、ゴミ処理場のダストダス、モフモフのメリープとかも見てみたい。
Detective PIKACHU2も待っています。