このレビューはネタバレを含みます
ライムシティが映ってポケモンがワラワラ町歩いてるシーンで涙が出てきた
昔毎年ポケモンの映画を楽しみにしていた頃の気持ちで、うわーいるよ！ポケモン！となる
わくわくしたのは屋台でパートナー？の人間の側で佇んでるゲッコウガとか、ダイナーにいるプリンとか、ここぞというところで進化したコイキングとかコダックのねんりきとかピカチュウのボルテッカーなど
人間側の発想であーなるほどと思ったのは
単に音響としてかバトルスタジアムを誤魔化す為にかドゴームを沢山並べて外からはクラブっぽく聴こえさせてる所とか、ドダイトスを島位にしちゃおう！て発想とか。
ただ、メインストーリーが父と息子で人間に焦点が当てられているので人間とポケモンの絆を掘り下げるわけではなかった
ピカチュウが父親なんだろうなというのはミュウツーが言う前からお察しだったが身体と魂を戻した後のピカチュウは魅力半減のように見えてしまう…元に戻ったピカチュウにも向き合うシーンがあったら良かったな
ミュウツーの優しさが嬉しい反面、そんなに優しくしなくたっていいじゃん！とも思った、ミュウツーは何で観ても可哀想な目に遭ってて悲しい。アンパンマンのロールパンナちゃんを思い出したけれど彼女にはおねえちゃん！と慕ってくれるメロンパンナちゃんがいる一方ミュウツーには自然しかないじゃん！？こんなに自我が強い生き物なのに…大いなる力を人間に使ってくれて偉すぎる。みんなちゃんと感謝して…
渡辺謙はもっと活躍するのかと思っていたので謎パートという感じ。もったいないな
ポケモン持ってないの？パートナーいないの？って聞かれまくるのはそのまま現実のパートナーいないの？って質問みたいでポケモンに興味がない人は生きづらそう
ルーシーがコダックと魂が分離された時に「ああよかった！」とかじゃなくて「もうこんな事は起こらないからね」と言っていたのがグッと来た。仕事してる時に一緒にいたらコダックにもストレスなんだろうなというのは狭いオフィスのシーンで伝わったけど、彼女は沢山気を使わないといけないコダックをパートナーにして生きていく覚悟があるのだと思った。出てきた中で「ポケモンをパートナーにして暮らす」がしっくり来たのは彼女くらい。
この「パートナー」というの、聞こえはいいけどゼニガメとかカイリキーとかが街中で労働してるの見るとええ〜そういうことなの？みたいな
現実の動物に当てはめるには生態が違いすぎるしなかなか難しい。人間にとって都合のいい動物のイメージがポケモンなのかな
色々突っ込みどころは多いけどポケモンの可愛さ格好良さには大満足した。かわいい〜！！という気持ちでいっぱいになったり突然の竹内涼真にびっくりしたり懐かしくて感動したり、忙しい。楽しかった！
