このレビューはネタバレを含みます
ライアン・レイノルズが良すぎて、彼だけが本物のポケモンの世界に生きているように思えた。特に父親に戻ってからのライアン・レイノルズの演技は素晴らしい。説得力があり、この世界に溶け込んでいた。
人間とポケモンが共存している世界の表現としては違和感があるけど、ポケモンカルチャーへのリスペクトが伝わってきて、その点は嬉しい。(ATOMみたいにならなくてよかった)撮影がフィルムだったせいか、80年代のロジャーラビットを思い出してしまった。
ストーリーは後半やや間延びしていた。探偵というわりに謎解き要素が少ないし、ミューツーに怖さがなく、クライマックスの緊張感が保ててなかった。ミューツーはもっとモンスターっぽくデフォルメしてもよいと思う。
エンドクレジットでは日本的なイラストが流れ、映画のキャラクターとの比較ができて面白い。(ポケモンの造形に自信があったのだろう)まだまだブラッシュアップの可能性もあるし、今後の展開も楽しみ。