かんよー

名探偵ピカチュウのかんよーのネタバレレビュー・内容・結末

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

実写化に伴い、制作する大人たちの試行錯誤がよく伝わる映画だった。実写化という免罪符で許してこの点数。

まず先日みた今上映中のゴジラ(点数3.3)より自分の中では面白く感じた。やっぱ子供の頃の夢が叶った瞬間だからワクワクした気持ちで見れた点が大きい。

ビジュアルは、あれが理想と現実の限界なんだと思う。だからいいんだ。あれ以上攻めると、ググると出てくる「リアルすぎて気持ち悪いポケモン」になるから。

設定は、あれが実写化の限界なんだと思う。だからいいんだ。モンスターボールを使わない、アニメみたいに戦わない。恐らく動物愛護団体からクレームがくるんだろう。(違法の名の元、バトルシーンがあったけど迫力あってそこが1番面白かったが)

でもコミュニケーションできないとストーリーにならないから、せめてピカチュウは話せるようにしよう。絶対的な悪として登場させるとなると…映画を見る世代的にミュウツーが丁度いいな。人間とポケモンが共存できるためにここの関係性を強く見せられるようにしよう…etc

そう、肝心のストーリー。多分「やりたいこと」というより「やらなければいけないこと」が沢山あって、結果としてツッコミどころ満載の映画に仕上がってしまった感は否めない。細かく作り込まれていたのかといえば…そうじゃないよね?

・成長云々あるかもだがドダイドス大きくなりすぎじゃね?(てか必要だった?)
・転送装置付けたあとのこと考えれられてないオッサンアホすぎじゃね?(それまでめちゃくちゃ手込んでやってたのに笑)
・圧倒的な渡辺謙の無駄遣い感(ゴジラとのダブルキャストで大変だった?)

なんか映画見終わった直後突っ込みたかったのはこの3点、他にも沢山あると思う。

大雑把な味付けで、深みがない。けど、料理してくれたから、とりあえずありがとう。そんな映画だったな。

ほんとは3.3ないし3.4でもいい点数。
第2弾あるならそれはそれで期待するけどぜひ、もう少しストーリーを!Pixarにも劣らない日本発の実写化映画がみたい!以上!
かんよー

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