現実にありそうで存在しないライムシティの世界観と、そこに当たり前にいるポケモンの馴染ませ方がとても上手い。
そして表情豊かなピカチュウ。
この表情と動きの演技によってピカチュウのキャラクターが存分に表されている。
だからこそ最後のオチによってピカチュウの魅力的なキャラクターが、ピカチュウ自身の意志でなかったことになるのが残念。
親子というテーマと脚本の流れとしては正しいオチではあるんだけど。
個人的には、最後に素のピカチュウがコーヒーを飲むシーンとかあれば、これまで描いたキャラクターが素のピカチュウの一部であったと感じられて納得できたかなと。