AKIRA

志乃ちゃんは自分の名前が言えないのAKIRAのレビュー・感想・評価

3.5
人前で話す時に吃音になってしまう志乃ちゃん。
クラスメイトのかよちゃんに出会い、少しずつ心を開いて歌も歌えて世界が広がっていった。しかし、菊池君の登場により2人の関係に亀裂が入ってしまう。はたして、それは修復できるのか・・・。

菊池は中学時代イジメに遭い、高校ではキャラを作って賑やかに振る舞うように。
その振り幅が極端でクラスでは浮いてしまう。寂しい・・・。そこで志乃ちゃんかよちゃん「しのかよ」に出会った。嬉しい。仲間できた。
ところが、志乃ちゃんは嬉しくない。菊池邪魔!と再び心を閉ざす。「私は貝になりたい」


文化祭で揺れる気持ちを吐露するが、それは開き直りに見えたなぁ。

自分中心でしかなくて、共感、応援できなかった。

優しさを持つかよちゃんのほうがよほど魅力的。
自ら作詞を手掛け、精一杯に歌って一歩を踏み出した彼女にエールおくった。


志乃ちゃんがかよちゃんの優しさに気付くのはいつだろう。


期待した青春映画ではなかったが、些細なことで仲違いをしてしまいすれ違ってしまう10代あるあるを、南沙良と蒔田彩珠が好演。
瑞々しい「しのかよ」活動が見どころ。
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