kaitomo

志乃ちゃんは自分の名前が言えないのkaitomoのレビュー・感想・評価

3.1
自己紹介が自分に回ってくるまでの嫌なドキドキは少なからず、私もよく感じたことはあった。あそこで失敗するとつまずくので大抵の子は可もなく不可もなくを目指すのよね。
志乃ちゃんの洗練されていないが伸びやかな歌声はとても魅力的で、この子ならボーカルに入れたくもなるよ。しかも、この子にミッシェルガンのあの名曲を歌わせるセンスがヤバい。鼻水もヤバい。
しかし、仲違いしてからの展開がぐずぐずうじうじすぎてげんなり。菊地くんというこれまた生きづらそうな性格の子が出てくるが、引っ掻き回したままなので、邪魔にしか思えない。お前が武骨で無口なピアニストかドラマーだったらどんなに良かったか!
志乃ちゃんも何も言わずすねちゃったと思ったら、最後の方に急にスラスラ独白しだして結局は気持ちの問題?みたいに思ってしまった。
せめてあの歌をエンドロールでいいから、もう一度聴かせてよ!とフラストレーションが残った。
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