パエリア太郎

志乃ちゃんは自分の名前が言えないのパエリア太郎のレビュー・感想・評価

4.9
はじめて、おちんちん が出てくるまでの流れで100点満点でした。

つい最近似たような悩みを抱える本作と同世代の主人公の映画
『心が叫びたがってるんだ』を観て不快度が高かったため
個人の感想ですが、求めているのは本作のような救いだなと思いました。
自分が自分を肯定して生きてくしかないという着地は心強いものでした。

自分が自分を1番バカにしていた恥ずかしいと思っていた。
という言葉はどんな人にも届くエールだと思いました。

一度誰かを傷つけてしまったことは取り返せないかもしれないけど、でも反省して自分が変わることや伝えることで、また違う誰かと出会えるかもしれないという終わりも、落ち着いた終わり方は
このテーマを描くうえで、とても上品な着地だと思いました。

あと彼女が上手に喋れない理由を明確にしないこともテーマに沿った客観性ではないでしょうか!
パエリア太郎

パエリア太郎