このレビューはネタバレを含みます
ロッテントマトで満点獲得!という評価に釣られて鑑賞。
ただの監禁モノと一味違うのは、男性単独ではなくカップルで犯行に及ぶという部分で生まれる、嫉妬、依存、愛情の渇望。
男の言いなりになってしまう女は、自己評価が低く依存型で愛情を欲しているが真の愛情は得られないため常に満たされていない。女を操る男は典型的モラハラ、サイコパスで、女を利用して欲望を満たしているだけ。悲しい依存関係…(;ω;)幸せになれるはずない。
でもそれが女の子によって解放される瞬間がとても良かった。女の子はあの家から逃げ出せて、さらにあの女も精神的に解放されたのが救いだった。
あと、両親・彼氏が探しに来た時にヴィッキーを大声で呼んでいたのも、最後まで『あの子はここにいる!』と諦めようとしなかったのも母親のみ。最後にボロボロのヴィッキーに走って駆け寄り、抱きしめたのも母親のみ。前半の母娘関係のフリや会話が効いていて思わず涙目に( ; ; )
スーパースローで街並みや女の子の体を撮影するだけで観ている者をゾッとさせられるなんて、センスのある監督だと思った。
冒頭から当たりの予感しかしなかった。