このレビューはネタバレを含みます
至福のひと時でした。
最近、改めて自分の評価って甘いなぁと思う。けど、心臓がドキドキするような、血流が早くなるような、そんな心の震えを感じたら、それはもう最高なんだと。
特に最後の「私は死なないわよ。まだ傑作を書いた覚えはない」というセリフ、シーンがかっこよすぎて鳥肌がたった。
強き意志ってカッコいい。
ふと、響が名前も知らない誰かではなく、誰か特定の人と会話しようとするのをみて、自分の仕事に置き換えると求人広告も同じだなと感じた。
もちろん数字として、PV数や応募数等も重要なのだが、そこには1人の人生のかかった応募、つまり大きな心の決断を生み出したということを忘れてはいけない。
1人1人への徹底的な向き合いが、大きな波になっていくのだと。
誰よりも木のことを知らなければ、誰にも見えない森なんて見えてこないね。