きりん

響 -HIBIKI-のきりんのレビュー・感想・評価

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)
4.5
15才の小説家・鮎喰響が文学界を変える。
期待をしてなかったというと失礼ですが、めちゃくちゃ面白かったです!常識を疑うことを知らない常識に塗れた大人たちに対して、確かな筆の実力とブレない軸をもって正論(と暴力)を突き付けていく姿が、これまでに無いヒロイン像で痛快で格好良かったです。(たまに垣間見える15才らしい言動は萌えポイント。友達思いのところも素敵。)
平手友理奈さんのイメージの影の部分も鮎喰響という役どころにも絶妙にマッチしていました。
小栗旬(役名忘れた)に対して言い放った言葉が印象的で、本は世に出た時点で作者だけの物では無くなく、且つ、売れる/売れないではなくそれを面白いと思う人がいる事に価値があるのだと心から信じる響の姿勢に胸打たれました。
最後は続きを感じさせる終わり方だったので、続きがあれば見てみたいなと思いました。
きりん

きりん