さくらもち

億男のさくらもちのネタバレレビュー・内容・結末

億男(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

飛ばし飛ばし見ました。

あらすじだけ聞くと、高橋一生演じる友達がとても悪いやつのような印象を受けるけど、実は全然違くて。
高橋一生めっちゃかっこいいな!と思いました。

高橋一生の元仕事仲間に話を聞くことでお金に動かされてる人達を間近に感じることができるし、手元にお金がある状態ではそういうことはしない、よく考えられた上での行動。

大学のモロッコ旅行のシーンが好きでした。
お金で人の見る目が変わったり、お金で人生の価値観が変わったり、生活や気分までも変わる。
いろいろ考えされられるけど、最後はすっきりと終わるいい映画だと思います。

原作が本だけあって、お話がしっかりしてる。


***
原作読んだ後、再見。

原作読んだ後だと、映画の一男は何も考えてないようにみえる。なくなった三億円を探すのも、家族の復縁も、九十九との関係も何も考えず、覚悟もなく、ただお金を戻してほしいという考えで行動しているように見えた。もっと九十九を信用して欲しかった。それが感じられないのは残念。

原作は元仕事仲間たちの話にもドラマがあったが、映画ではそれもなし。ただ金持ちの話聞きに行った感じ。奇人にしか見えない。

奥さんが黒木華というは勿体なかった。映画の奥さんにもドラマ性なかったので残念。

やっぱり本読むと原作の良さに負けてしまう。ただ、高橋一生は最高だった。
さくらもち

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