カモメコミットメント

未来のミライのカモメコミットメントのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
3.5
兄になること、兄になろうとすること、子供であること、家族、世代、大雑把にそんなところがテーマだったと思う。
結構昔に見たので内容は途切れ途切れにしか覚えていないが、妹が出来て親の愛を独り占めできなくなった主人公が突然現れた未来の妹に連れられ、過去、未来を見に行き、家族、世代を知り、兄としての自覚を持つ。

この映画を見る前から自分も思っていたことがあって、それは、今となっては落ち着いた顔の僕らの両親、祖父母にも子供時代、青春時代があったということだ。今ではそんな片鱗も感じさせないが、恋に胸を躍らせ、好きなことに熱中する時代があったのだ。人間は丸くなるのだなあとしみじみと感じた。


この映画で特に印象に残ったのは、擬人化した飼い犬のしっぽを取って、主人公が自分の尻につけるところである。絶頂したように天を仰いで震える場面があるのだが、これは監督の性癖なのだろうか??他にもなんかあった気がする。