ゴリアテの憂鬱

15時17分、パリ行きのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.6
実際にあったタリス銃乱射事件を、実際に犯人に立ち向かった3人の若者を主演にキャスティングして映画化した作品。

憎しみには 愛をもたらし
いさかいには 赦しを
疑いには 信仰を
絶望のあるところに 希望を
闇のあるところに 希望を
悲しみには 喜びを
人は与えることで 受け
赦すことで 赦され
死ぬことで 永遠の命に甦る

自分は無宗教ですが、信仰が人に正しい行いをさせるなら、そんな素晴らしいものは他にはないと思います。
それでも上手くいかないのが、この世界の難しいところでもあるのですが。

日本では選挙が終わって、18歳以下に限定した給付金への不満や、悪化した日韓や日中関係への強気の対応など、国民の声もギスギスしたものばかりが耳に入ってきますが、世界がダメージを受けたコロナの後だからこそ、国民ひとりひとりが今一度キリストのような思いやりや優しさの心を他人に持つべき時ではないかと、個人的にはそういう思いです。