このレビューはネタバレを含みます
事実に仰々しいドラマを求めるのもつまらないことなのかもしれないが、序盤、というか電車に乗るまでの大半シーンがずっと平坦に思えて、かと言って一直線に繋がっているような要素もあまりないように感じた。勿論、人を救うために自分の身を捧げたいという幼少期からの思いだったり、何かに導かれるように電車に乗ったことだったり、繋がっている部分がない訳ではないのだが、それにしては電車までのシーンは余りにも長く、不思議な時間だった。起きたことだけでも充分なのではあるが、事実とはこんなものかもしれない。