『15時17分、パリ行き』決してスーパーヒーローではない3人の若者たちが極悪非情な無差別テロが今まさに始まろうとする犯行現場に居合わせてしまった際、どう立ち向かい何を成したかがほぼ事実のそのままに描かれた作品。映画って一体なんだろう…と映画の原点のようなものを考えさせられた。
衝撃的な実話を基にしているのだが殊更に盛ること脚色することをせず、当事者である幼なじみ3人組の若者たちの拙いが好感の持てる演技にも監督の誠意や熱意にも心打たれた作品だった。
主演3人の華のなさに却ってリアリティを感じられた。演技力など酷評もあるようだが個人的には大好きな映画。
