スーパーマンパンチ

15時17分、パリ行きのスーパーマンパンチのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.5
観客の大半が何が起きたかを知っている状態の中で主人公たちがなぜああいう行動を取り、そして成し得たのかを94分というタイトな尺で描ききった傑作。

彼らが選ばれし人間なのかというと決してそんなことはなく
あのくそつまらない観光シーンが象徴するように何の変哲もない所謂「普通」の青年たちである。
だがそんな「普通」の青年だからこそ彼らがしてきた努力や生き方が最高の形で実を結ぶクライマックスには思わず号泣してしまった。