shihong

15時17分、パリ行きのshihongのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.6
まったく何て映画がを創る人なんだイーストウッドは。

実際にあった話を実際の人物達に演じさせた映画。
まぁ、なんかちょっと役者っぽく無いなとは思ったんだけどね。まさかほぼ全員。ただし、単なるドキュメンタリーに終わらせないのがイーストウッド。
そして無駄を極限まで削ぎ落とすのが好きなイーストウッド、淡々と物語は進みます。狙いも伏線もありません。

3人がいかに出会い育っていったかを淡々と。

小さい頃から銃で遊ぶのが好きだった二人は、バラバラになっても同じ軍人への道へ進む。
赴任先のヨーロッパ休暇旅行中の出来事。

恥ずかしながら、この事件知りませんでした。。

ある日突然、巻き込まれる災難。
たまたま居合わせた三人。
幼い頃から落ちこぼれ扱いされていた彼らはそれでも腐らず生きていた。

大抵の人はそうだけど。
彼らは英雄となったけど、誰にでも起こりうる事で、大事なのはその時何をできるか。

育ちや環境ではなく、その時何をするかであると
人生を悟ったイーストウッドから教えられるかのような作品。


劇中、少年の部屋にはフルメタルジャケットのポスターが貼ってありました。ミーソーホーニーでお馴染みの。

あれ、子供見ていいんだっけ?(笑)
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