《料理の映画》、Vol.16。
これは観れないかと思ってたら観れた。よかった。
知らなかった、韓国でリメイクされているとは。
冒頭のシーンが同じ過ぎて日本版をまた手にしてしまったかと一瞬思った。
やっぱり韓国版も良い。
田舎の原風景が続く場所、素朴で優しく、雄大で厳しい自然。四季折々の顔がある。
そこに現実逃避して舞い戻り、それらと向き合う。
それはそれで大変だが、体は疲れても心は満たされていく。
色々あって荒れ果ててしまって、色々見失ってしまって。色々感じることができなくなってしまって。
都会の息苦しさ、人間関係の息苦しさ、人間生きてればそりゃ何だかんだと色々ある。
母親が突然いなくなるなんて、それはさすがによくあることではないにせよ、、、。
色んなやりきれない、納得できないこと、向き合ってこなかったことにゆっくりと、ジワジワと整理整頓しながら折り合いをつけていくような。
日々の日常、仕事に疲れた身にとても染み入る作品。
日本版は“夏”から始まり“春”で終わる。
韓国版は“冬”から始まり“秋”で終わる。
冬から始まったから最初は少しひもじい感じがする韓国版。だからこそ逆に逞しさと人間味が加算されてる感じ。
日本版よりも脳内ナレーションがやや少ない。
しかし1本でコンパクトではある。
この自然の素晴らしさと農業の大変さがたくさんのことを浄化する。日本版も韓国版もとても良い。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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