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それだけが、僕の世界のkamicoのネタバレレビュー・内容・結末

それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

このご時世「好きなことを仕事にする」なんて言葉、聞き飽きたとは思うのですが、それでもやっぱり「好きなことを自ら手放す、見ないフリをする」のは苦しい。

経験あるから、それが脳裏に浮かんできて楽しくて仕方がなくて幸せそうな表情でピアノに触れる弟の姿がいつまでも変わらないで欲しいと思いました。

韓国特有の、道端にピアノ。弾くには勇気がいるけれど、とても気持ちがいいんだろうなあっていつもそんな気持ちでピアノに目を止めていました。

市庁前駅の階段だったと思うんだけど、踏むと音がなったり光ったり、ああいう遊び心にいつもときめきます。日常と音の融和が、ちょっぴり無理やり、それでいて自然になされているような印象があります。

「好きなものから離れるな。」

実は、社会人になった初日、私が人生の3箇条に置いた項目の一つです。色紙に書いて、その会社をやめた今でも部屋に飾っていて、事あるごとに思い出されます。好きな気持ちは、説明しようにも難しい。私が好きなものは周りからは理解されがたいみたいで、いつも「なんで?」って聞かれるんです。

話が脱線しましたね(笑)

それから最近、男の子・男性陣特有の何かが原因でメンズそのものが可愛い生き物に見えるのですが、この現象はなんなのでしょう。歳のせいですか?雪のせいですか?

母親の前では、息子は息子。なんだかそれがあまりにも綺麗で仕方がなかった。

それに加え1987に引き続き、ドラマ「モンスター」で聞き覚えのあるあの名曲が主題歌に。序盤にラジカセからこの歌が流れてきて、ぐっと引き込まれました。

一つ嬉しかったのは、久しぶりに映画館で見た韓国映画。作品問わずずっと待っていて、いざ始まってみると「あれれ?」ってくらい耳にスイスイ入ってきました。どうやらこの数ヶ月の間に、わたしの聞き取り能力がわずかにレベルアップしていたようです(そういうことにしておきたい)。

형 と比べてるような空気がありますが、そこは全く気にせずに、楽しく、心が一掃されるような感覚で見られました。
ラーメンあるか?
あるよ!
(じゃじゃーん!)

\\\\\짜파게티の山/////

のシーンはわりと盛大に笑いました。

以上。
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