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人魚の眠る家のShokoのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.4
214本目。おうち映画186本目。
人魚の眠る家見ました。
東野圭吾のミステリー原作の映画です。
映画館でやってた時からすごい評判よくて気になってたもののしんどいだろうなーと思って伸ばし伸ばしにしてたのをようやく。

しんどかったです。
なんかおばあちゃんに感情移入しちゃって、自分のせいじゃないけど自分のせいでかわいい孫が脳死とか…きつすぎる…
そこでまず泣いちゃってぐったりしちゃった。
そんなわけで娘がプールで溺れて脳死状態になって、臓器移植をするかしないか選ぶことになるんだけど、するなら脳死判定、しないなら延命治療ってなって、最初は臓器移植するってなったんだけど土壇場でやっぱりやめる!ってなって自宅介護への道を選ぶんだけど…自分の子供だから介護はそんなに大変じゃないと思うけど(大変だけど、義理の父親のじいさんの介護とかと比べたらね)しかもなまじ旦那さんが、体を動かせない人の脳から信号を出させて体を動かさせるみたいな技術の会社の社長なのでその技術を娘にも使うんだけど、そのせいで余計に娘は生きてるんだか死んでるんだかわからなくなっちゃって、悲劇を加速させちゃいました。
悲劇なのか?私は悲劇だと思ったので。
選択は間違ってないし悪くないけど、最初に娘は臓器移植を選ぶと思いますって言ってたよね?それを無理矢理延命して、特に弟はかわいそうだったし、あれはお金持ちだからできる選択だよね。
周りの人も内心(死んでるのに…)ってなってたんだと思うといたたまれない。

あとここからは完全に僻みなんですけど、お母さん(篠原涼子)は美人すぎるし旦那(西島秀俊)は顔がいいしお金はあるし、妹(山口紗耶香)も美人で…なんだ…現代のファンタジーか??
あと旦那の部下の星野くん(坂口健太郎)があの顔で(タイプではないけど)上目遣いで「これからは仕事が終わってから夜に来ます、いいですか?」って聞かれたらダメなんて絶対言えないしよく何も起きなかったなという感じなんだけど、いただきますが言えない子でした。
彼女も見事な暴走ガールだったのに劇中で一切お咎めなしなのが…なんか嫌だった…あれだけのことして許されるんだ…

文句いっぱい言っちゃったけど面白い良い映画でした。東野圭吾〜ってかんじ。
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