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神田川のふたりのShokoのレビュー・感想・評価

神田川のふたり(2021年製作の映画)
3.1
〖神田川のふたり〗(映画/日本/2022)



『中学時代のクラスメイトの葬儀に参加した高校2年生の舞と智樹。互いに気がありながら、その思いを伝えられず別々の高校へ進学していた2人は、東京都杉並区永福町の幸福橋から高井戸方面へ、神田川沿いを自転車を押しながら歩いていた。その途中、上下オレンジ色のスウェットに両手首を縄で縛られて倒れている謎の男に遭遇したことをきっかけに、下高井戸八幡神社へ向かうことになった2人。神社では、亡くなったクラスメイトが思いを寄せている、みおという女性との恋愛成就の絵馬を発見し、その思いを伝えるため、みおが働く井の頭恩賜公園のボート乗り場へと歩みを進めていく』

Huluで「まもなく配信」っていうのをひたすら待ってた。実は先週ぐらいにもう観れたんだけどなんか気力がなくて寝かせてしまった。
最近映画も観れないし140字以上の文字も読めないし、なんかいろいろ無理。
平井亜門くんが出てるよ。

なんか…何?
話自体はわかるよ、中学のときのクラスメイトのお葬式のあとで両片思いのふたりがぶらぶら歩いて女の子が帰りたくないっていってカラオケでオールして最終的に付き合うことになってよかったね、死んだクラスメイトありがとうねっていうことだと思うんだけど。
演出があまりにも謎。
コンビニ行こっかって自転車でバーって向かうんだけど、別に自転車は普通に乗るしそこまでなんにもおかしなところもなく普通のシーンなのに、いきなりコンビニの自動ドアが開くマイム?して黒子の人が持ってるおにぎりを得て食べて…?なんでいきなり舞台みたいなことを?
そのあともちょくちょく黒子が出てくるけど、なんで?
あとこの映画1時間23分とかなんだけどほぼ半分長回しワンカットなんだけど、すごいんだけど、ワンカットってだけでいつもなら高得点だけど、なんか、この長回しいるか?長回し40分ぐらいあってミスらないからすごいのであってセリフを2人ともぼちぼち噛んでたのでますますワンカットにした意味とは…となった。
アクションとかでない映画で酔いそうになるタイプの映し方が苦手かもしれない。
オレンジのスウェットのおじさんも「ハ?」ってなったし、ボート乗り場の人たちの動物の泣き真似?もなんかつらいし、カラオケのシーンはまるまる一曲歌を聞く羽目にあうし、ラストに智樹くんが告白して両思いになって手繋いで歩くのはいいとして、そこで今までの登場人物みんな出てきてさっきのカラオケの歌を大合唱したところでなんか殺意が生まれた。
恋への冒涜じゃん、こんなの。久しぶりに映画みて怒ってるし、自分でも怒るツボがなぞだけど自分の感情を大切にするので特に抑えることなく怒っておきます。
フィルマとかでもやたらと評価高いし、また私が悪いんだろうけどとてつもなくノットフォーミーだった。
なんか、平井亜門くんは普通にいつもの感じでナチュラルなのに、主役の子が演技が演技すぎて合ってないというか…ひとりで自転車漕いでるところ(神社いくとこだっけ)微妙にひとりでぶつぶつ喋って歌って、映画だからセリフないともたないのかもしれないけど、そこまでの流れからするとあまりにも不自然で、地下鉄とかでひとりで喋ってるあんまり近づきたくないタイプの人みたいで怖かった。
平井亜門くんは、今回もきゅるんとした男子高校生で、自転車乗ったり全力ダッシュしたり(足早かったね)左利きで文字書いたりしててよかった。平井亜門くんの、ちょっと驚いた時とかに言う「え?笑」みたいなかんじすき。今回はそれがたくさん聞けてよかった。
あと告白して成功して、そのあとバッて手繋ぐとこ好きすぎて震えた。
キスするところはあんなどうしようもない囃し立てられ方じゃなかったらめちゃくちゃ良かったのに(身長差ありがとうみたいなかんじのキス)本当にあの外野が余分。
ラストの黒子が神田だったのもほんとうにわかんない。
こんなにも合わない映画を観てしまって本当に悲しい。
平井亜門くんを見たということだけが救い。
かわいかった。
こうしてそこそこの平井亜門くんの映画を見てきたけど、結局階段の先には〜の時の先輩がいちばんよかったかも…と思ってるけどあれはあのキスシーン補正かも。今でも思い出してニヤニヤしてる。

(78/おうち映画53)

マシンボーイさんごめん!お勧めしてくれたのに合わなかった!笑
Shoko

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