人魚の眠る家のlalanananaのネタバレレビュー・内容・結末

脳死という重いテーマを扱っているから色々考えさせられた。途中不気味な方向にいくけどあたしは娘をもつ母親やから怖いとは思わんかった。娘が生きてるかに執着しすぎて周り見えてなくてあーあ🤦‍♀️とは思ったけど。顔面神経までいじって笑顔にさせたのとか絶対あの若い研究者の研究欲やんな。だから父親はあいつに怒ってたし、薫子が包丁持ち出した時に「殺さないでくれ」って言ったのが印象的やった。
この辺からもう涙ボロボロ。
ばぁばが責任感じてるの可哀想やった。でもそれだけじゃなくて、あの人も母親やから薫子の意思を尊重して寄り添ってあげてて親の愛を感じた。
薫子や父親、息子、坂口、心臓病の子のお父さん、ばぁば、いとこの女の子、その辺の他人。どの人の気持ちも理解できるから映画としてよくできていると思った。原作がいいんやろな。

周りがどう思おうと気が済むまでやり遂げるっていうのは大事なんかもしれん。1年くらい？薫子が一番大変やったと思うし色々考えながらも娘を生かし続けた日々があったからこそ、脳死判定を受けようってあんなに穏やかに受け入れられたんやもんな。まぁお金に余裕のある家庭やからできたことやけど。
遺影が眠った笑顔やったとこに娘は生きてたっていう母親の強い気持ちを感じた。