このレビューはネタバレを含みます
尊厳死。
延命措置。
娘の命。選択を託された親が選ぶ道は
愛なのかそれともエゴなのか。
身体も暖かくて心臓も動いている娘の死。
眠っているような娘。
私だったら絶対に受け入れることなんて出来ない。
狂気のように
描かれていた母親だが
あれがありのままの姿ではないかと思う。
あんなに元気だった笑顔の娘。
一生受け入れることなんて出来ないだろうし、現実と妄想の狭間で一生過ごすことになると思う。
親として、何をしてやれるか？
自分はどうしたいのか？
娘ならどうして欲しいと望んだか。
時が止まったままの庭。
あの日から止まったままの家族。
新しいカタチで家族が動き出せてよかった。
辛いけど観れてよかった。
篠原涼子さんのお母さん役。
高校生弁当の次にこれ観たけどこのお母さん役もすごく良かったです。
彼女の演技力に脱帽です。
