まぁびっくり

人魚の眠る家のまぁびっくりのネタバレレビュー・内容・結末

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

 「脳死かもしれない娘を殺したら、それは殺人なのか」っていうことに注目した東野圭吾の着眼点はすごいと思ったけど、ミステリーではないよね、と思った。ミステリー要素っていえるのはみずほちゃんの死因くらいなのかな、でもあれも別に作中で謎解きの対象になっていなかったし。
 よかったシーンは最初に挙げた包丁のところの篠原涼子のセリフと、「みずほを機械で笑わせることまで必要なのか!?」って言う西島秀俊と、みずほちゃんの脊髄反射にドン引きする川栄。
 最後に脳神経外科のお医者さん(田中哲司)がお父さん(西島秀俊)に「心臓が止まったときにみずほちゃんが死ぬというのなら、みずほちゃんの心臓は移植されて今も止まっていないから、生きてるということになりますね」とか言い出したのには、なんだかいらっとした。
 とりあえず題材的に私に響かなかったかも。
 あとみずほちゃんが病院に運ばれたときのおばあちゃん(松坂慶子)が泣きすぎなのと、西島秀俊のお父さんの家に囲炉裏があって、二人で肉を焼くシーンが謎だった。肉うまそうだった、シュラスコみたいなやつ。原作にはないシーンだと聞いたので、なんで足したんだろうという感じ。現場でお肉食べたかったのかな。
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