「生」と「死」
明確な境界線が存在するように思える、ふたつの間に稀に存在するグレーゾーンが「脳死」
この状態をどう捉えるかという、答えのない問いについて改めて考えさせられたことはもちろん、それに向き合う人々の感情も様々であり、一見狂気に思えるような言動も、当人の立場に立てば十分理解できることがあると感じた。
我が子のことであれば尚更。
そう考えると、これまで実生活の様々なシーンで感じてきた「親のエゴ」なんてものは存在しないのではないかとさえ思えた。
この映画が与えてくれたテーマに対して明確な答えはまだ持てそうにない。