いいやつばっかり(笑)
あの圧倒的な熱量で最終回を迎えたアニメシリーズの正当な続編となる、今回の映画版「ドラゴンボール超 ブロリー」。
わー、凄かったよ、
これは、、、
闘って、変身して、闘って、、、
そんだけの話といえばそれまでなんだけれどね、
そこにグッときてしまうってのは、
やっぱしいつになっても僕は男の子なんだなって、
変に感慨深くなってしまいました。
ただ、それだけじゃないんですよね。
今は僕も父親。
今回の映画だって保育園のお迎えに間に合うかなぁ、
なんて考えながら見に行ってきましたよ。
そしたら前半で悟空の父、バーダックの格好よさを見せつけられて、
子を持つ父としてね、
グッと来ないわけにはいきませんよね。
息子を早く迎えに行ったげようって、
本気で思いました(笑)
そしてそして、幼い悟空の姿を見ちゃうとね、なんだか感慨深くなるよなぁ。
この先彼を待ち受ける過酷で果敢な冒険潭が走馬灯のように頭を駆け巡ってしまって、、、
その脳内ハイライトは最終的に"超"の最終話にいっきに行きついちゃう。
あの、熱量ったらね、、、
そりゃ、感慨深くもなってしまいます。
さてさて、
物語はそんなバーダックが生きてた約40年前の惑星ベジータから始まり、
何やら子供向けとは思えぬ不穏な空気感を漂わせながらサイヤ人にとってはトラウマ級の出来事に突き進んでいきます。
ただ、今回の主役、悟空やベジータにとってはそれぞれの事情や性格もあってか、さほど応えてはないんですが、、、
というか、強靭なメンタリティーでとうのむかしに乗り越えてるのかもしれませんね。
うん、それよりも、そんな二人ってもうこの映画の設定上では40代のおっさんなんですよね(笑)
戦闘民族とはいえ凄すぎです、、、
だから、あのブルマの願いって至極真っ当だと思うなぁ。
そうそう願いと言えば、フリーザ。
ギャグなのか真剣なのか、取り敢えず彼が最終形態にだけは何やらこだわりがあるってことだけは分かりましたよね。
うん、あれはまぁギャグシーンだったんだよな。
こうして前半はシリアステイスト多目に多少のギャグを交えながらと進んでいきます。
そしてそして大人に成長したブロリーが満を持して登場なんですが、
何やら今までと趣向が違うの。
感情移入!!
敵なのに、
デタラメな強さなのに、
狂戦士なのに、、、
にも関わらずいいやつなんですよね。
というかピュア??
腰に巻いた毛皮のくだりとかね、
ちょっとうるっときちゃう、、、
かつては、「カカロット~」としか言ってなかったのにね~。
そんな"根はいいやつ代表"が、
やはり、
とんでもなく強いのなんの。
もはやジレンが過去のひとレベル(笑)
ここでようやく、役者が出揃います。
一気にこの映画の見せ場である戦闘シーンになだれ込んでいきます。
ザ・レイドばりな、
戦闘に次ぐ戦闘はかなりの見応え!!
"根はいいやつ代表"と"実はいいやつ代表"ベジータが一通り闘っておいて、今度は"生粋のいいやつ代表"悟空にバトンタッチするという王道の流れは予想を裏切らない安心の展開。
いやいや、てか、"いいやつ" VS "いいやつ" だからね、
どっちも応援しちゃいたくなるというこの不思議な状況はいったい何??
とくにベジータ。
不安定な足場でブルマをさりげなくささえる一瞬の優しさを見逃したりはしませんよ(笑)
もはやお前はいいやつでしかないよな!!
と、テンポのいいバトルシーンに緩急あるギャグを織り混ぜつつ怒濤のテンションでクライマックスへ突き進む。
いやー、戦闘シーンがほんとに凄かった、、、
斬新なのがブロリー目線で繰り広げられる演出。
目まぐるしい攻防をあたかも自分がやっているかのように錯覚してしまうという映像体験。
もうね、雄叫びをあげたくなりました。
しないけど、、、
また、そんな観客を見据えてかBGMがもう叫んじゃってるのね(笑)
良いと思いますよ~、あれも斬新。
そしてそして、変身シーンがカッコよい。
やっぱ変身ってかこいいよなぁ(笑)
うお、まさかベジータが!!
いやいや、言いませんよ、、、
ただ、サイヤ人のエリートはやはり違いますね。
とまぁ、色々とむふふな展開が満載のこの映画。
うんでも、すごくいいとこで終ります。
え!?
この感じ、マトリックス・リローデット以来だわ(笑)
これは新たなアニメシリーズに対する布石か、はたまた映画での続編決定なのか、、、
どちらにしてもドラゴンボールにはまだまだ楽しませてもらえそうです、、、
が!!もう既に情報に飢えてるこのストレス社会!!
うわー、やめてくれ~(笑)
そんなこんなで、
闘えば闘うほど強くなるサイヤ人の都合のよい無限ループにうまくのっかてるフリーザの立ち位置ってなんだかおいしいよなと思いつつ、
今作にならって中途半端にもここで筆を置きたいなと思います。
あ、ブルマ役が鶴ひろみさんから変わってたけれど違和感無かったな、、、
声優さんって凄いよな。