ユナマリア

眠狂四郎 女妖剣のユナマリアのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 女妖剣(1964年製作の映画)
5.0
市川雷蔵による「眠狂四郎」シリーズ第四弾。

本シリーズ最高傑作とも言われる本作は、久しぶりの若山富三郎の登場や、初の円月殺法の残像映像、そして眠狂四郎の出生の秘密が明かされたりと、見どころ満載の作品。

水辺に浮かぶ全裸の女性ふたり。

彼女らは、菊姫によって殺されたと鳥蔵と言う男は眠狂四郎に説明する。

そしてキリシタンの鳥蔵は、びるぜん志摩を助けて欲しい、彼女は眠狂四郎の出生に秘密を知っていると言う。

その後、捕まってしまった鳥蔵。

鳥蔵の妹である小鈴に対して、兄を助けて欲しかったら、収監しているキリシタンのヨハネに抱かれろと菊姫は言う。

これによって、ヨハネを転びバテレンにする魂胆であるが…

本作からエログロ要素が増えてきている訳だげ、それと合わせてセクシーな眠狂四郎がたくさん観れる。

憎たらしい菊姫に対して、徹底してSっぷりを見せる眠狂四郎がまた良い。

一番の見どころは、眠狂四郎の出生の秘密な訳だが、そこに至るまでの二転三転する展開、なんやかんやで弱者を助けてしまうところ等、やっぱり面白かった。

そして、藤村志保は良い女優だ。
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