南宮龍八

1987、ある闘いの真実の南宮龍八のレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
5.0
6月民主抗争(1987年6月韓国で起きた民主化運動)の発端となった朴鍾哲/パクチョンチョル拷問致死事件を巡って繰り広げられる骨太な群像劇。事件の証拠隠滅を図る対共分室所長(パクチョウォン/実在の人物)役のキムユンソクが凄みたっぷり極悪非道ぶりを発揮し80年代韓国社会の闇が浮き彫りにされる。ユンソクの他、ハジョンウ、ユへジン、イヒジュン、キムテリ、パクヒスン、ソルギョング(登場シーンは一番楽しみでした!)、キムウィソン、オダルス、ヨジング、カンドンウォンなど韓国の実力派人気俳優たちが総出演するオールスター映画でもありますが、顔見せ程度のサービス出演ではなくそれぞれ熱い見せ場が用意されていて見応え十分でした。日本公開切望します!
南宮龍八

南宮龍八