倒錯というかトラウマでしょ。トラウマの実態はリアルに描いてると思うけど、生きていけないほどの傷を負った人間が傍目には理不尽な自傷行為に走る様を倒錯やら退廃まで矮小化したナチスで美化しててグロテスクすぎる。広報や人心掌握に長けたナチスはそういう抜群のセルフプロデュース力で"成功"したというのに、懲りずに「お洒落だ」って飾りたてることに抵抗も疑問もないのか。
大好きなランプリングを筆頭にヴィジュアルが圧倒的に美しいだけに悲しいほどそう思う。絵になるな、美しいってやっぱり感じちゃう自分がもう危険を孕んでる。