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トム・オブ・フィンランドのhokutoのレビュー・感想・評価

トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)
3.7
2023年160本目12月7本目
トム・オブ・フィンランド[3.7]
Tom of Finland(2017)/116分/DVD /字幕
監督:ドメ・カルコスキ

【感想】
ゲイアートで有名なトム・オブ・フィンランドの誕生秘話、伝記的な。
全体的に淡々としてたけどニパの所はもうちょい見たかった。
こういう時代背景とリンクするお話は重いけど見応えある。面白いというよりドキュメンタリー見てる気持ち。
フィンランドってすごいリベラルなイメージあったけどやっぱりそういう時代もあったのね。
久々に真面目なやつだった。日本版のポスターポップ過ぎない?

【ストーリー】
同性愛が厳しく罰せられた第二次世界大戦後のフィンランド。帰還兵のトウコ・ラークソネンは、昼間は広告会社で働き、夜は鍵のかかかった自室で己の欲望をドローイングとして表現していた。スケッチブックの中で奔放に性を謳歌しているのは、レザーの上下に身を包み、ワイルドな髭をたくわえた筋骨隆々の男たち――。 トウコが仲間とこっそり楽しむために描き続けたそれらの絵は、「トム・オブ・フィンランド」の作家名でアメリカの雑誌の表紙を飾ったことをきっかけに、ゲイ男性たちの希望のイメージとして世界中に広がっていく。 今やゲイカルチャーのアイコンとなっている、あの美しく逞しい男性像はどのように生まれたのか?性的マイノリティに対する差別が激しかった時代、愛する人と外で手をつなぐことすらできない理不尽に苦しみ、肉親の無理解に傷つき、それでも描き続けた彼の原動力は何だったのか? そして、フレディ・マーキュリー、ファションデザイナーのトム・フォード、写真家のロバート・メイプルソープをはじめ、無数の人々に勇気とインスピレーションを与えた彼の絵の魅力とは――。 伝説のアーティストの知らざれる生涯が今、スクリーンに蘇る。
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