垂直落下式サミング

愛のえじき 女教師ハルカの告白の垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

3.8
おっぱいバレーの、その先へ…。
髪下ろしたハルカ先生めっちゃわかいい!普段着もジャージ女子なのがいいし、走りなれててジョギングくらいじゃ息あがらないのも偉い。銀縁メガネもインテリかわいい。ホラーシーンの怖がり演技も上手くてドキドキした。あと、巨乳(重要)
主人公は、もともと何かしら家庭環境と精神に問題を抱えていたらしいことが仄めかされてゆき、序盤は教え子たちに性暴力をうけたことで精神が不安定となり、トラウマと現実とが曖昧になっていくニューロティックスリラーの様相。
サスペンスフルな序盤中盤から、まさかのモンスターパニックへ…。女性が超常的な力を得て男を圧倒する後半の苛烈さが、いい具合に鬱屈の解放として機能している。
主人公の心身を虐げる男たちの性格が、バリエーションに富んでいるのがいい。ベタに暴力に訴える高圧的な男だとか、ゲヒゲヒ下品なのとか、ストーカー気質な粘着マンだとか、鼻につく演技が最小限におさえられていて観やすかった。
後半のトンデモさは、今までみた国産低予算エロ映画のなかでも、頭ひとつ抜けたぶっ飛び具合。覆面の誘拐犯が、彼女のトラウマと密接に結び付いているカミソリで脅して犯してくるところから、クライマックスに向けてエンジンがかかりはじめる。
ついに覚醒した異形の下半身に乗っ取られた女が男性器ごと男の下半身を食い、なんか知らないけど急に同じステージに立った教え子が彼女を止めるため、白黒の世界で殺しあう!ここは、絵面の抽象度合いと、自前の巨乳がいい味だしてるっ。
映画全体の伝えるメッセージとしては至極真っ当というか…。自分だけ気持ちよくなれれば、女のカラダは雑に扱って構わんみたいなDQNエッチに強烈な戒めをくれる。ショット・ガン・セックスはチンポを痛めるぜ☆ぶちぶちぶちっ!