えりみ

赤い天使のえりみのレビュー・感想・評価

赤い天使(1966年製作の映画)
4.5
WOWOWで。
たまたまみた斎藤工×板谷由夏の映画工房という番組で「あのシーンはね、もうセックスですよ。セックスよりもセックスです!」て激推し!してたので、普段モノクロ映画みない私が録画。
・・・これ野火なみにキツいやつやん(´Д`|||) カラーやったら絶対無理やった、白黒映画でホンマよかった。エロ?確かに性に関するエピソード多いけど、戦争の悲惨さと「男が男たる所以」にばかり目がいって全然その気になられへんかった(--)ナニモクテキ
ほんま早々にレイプされてまうし・・・「また坂本一等兵の仕業ね、これで3度目よっ!」
従軍慰安婦が当たり前のように出てきたのも何気にショック。ベトナム戦争モノとかで出てきても特に何も思わへんのに。挙げ句にコレラ入り毒饅頭、最後は中国軍に文字通り身ぐるみ剥がされて死ぬってもう。。。
戦争大作!ってわけでもないのに戦闘シーンが結構な迫力な上におびただしい死体の山や切断された手足が生々しくて、皆さんのいうコスプレシーンでほっこりなんてトテモトテモ(><)
しかし60年代の邦画ってもの凄いなとは感心。

設定は昭和14年、日中戦争中の中国天津が舞台。
主人公は従軍看護婦の若尾文子。1966年の公開当時は33歳、きれいし何よりハリのある声がイイ♪
自分のこと常に「西は~」「西、入ります!」って言うのもエエわぁ。
監督さんは後に私もようみた大映ドラマを作った人なのね。
思ってたのとは全然違うかったけど確かにエが言うように「みるべき映画」ではあった。
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