Aika

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのAikaのレビュー・感想・評価

3.7
前作でのヒロイン、エミリー・ブラントが退場。つまり良心からの視点がなくなり、 “暗殺者”が主役。これはキツくなりそう…と冒頭でいきなり気合が入る。

現代のアメリカを映し出すような内容の深刻化は見られたものの、まさかの16歳の少女がアレハンドロの良心を揺さぶる。
そしてその波はマットまで飲み込み、終盤の展開は熱かった。

ただ前作のようなメキシコがまるで異世界のように感じられる緊迫感はなく、狼二人組よりアメリカという国の方が狂っていた。
前作に寄せたような作風も別にそこまでしなくても…と私は思ったかな。
結果、より前作の素晴らしさを実感してしまいました。

でも三作目に期待してしまう終わり方だったので、また待ちきれないシリーズが増えたのは単純に嬉しい。
Aika

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