フィル・ロード&クリストファー・ミラー無双継続！ 今回は監督としては退いて脚本と製作だけど、やっぱこの2人は信用でき過ぎる！
前作からして所謂CGアニメの枠に収まる事のない映画史に残る傑作なんだけど、今回もその続編として完璧な仕事をしてくれている。
日本語版オフィシャルHPにろくな情報が載ってないので、女王の声をずっとオークワフィナだと思ってた。ティファニー・ハディッシュという、SNLのゲスト出演回でエミー賞獲得とかしちゃってるコメディアンの人だった！ 出演者等の情報を得たいなら日本版ウィキペディアか http://www.thelegomovie.net に飛びましょう。
ブロックの傷や印刷のかすれにこだわった超絶グラフィックや、ちょっと怖いくらいの完成度（それでいてチープなのがまたキュート）なミュージカル楽曲、さらに本編以上に見入ってしまうエンドクレジットと素晴らしい部分を挙げたらキリがないんだけど、この上映時間107分に込めた普遍のメッセージが“すげぇいいもの観た”と思わせてくれる。
自分はなんとしてもクリス・プラットの声で観たかったので字幕版で楽しんだんだけど、まぁ字幕版の公開館の少ないこと…。あまりに多過ぎる吹替版の比率を見ると、日本ではやはりメインターゲットは子供としているのでしょう。前作の方がそうだったんだけど、この映画はもちろん子供にも観て欲しいけど、大人にこそ笑えて刺さる部分が多いんだよな。特に日本だとカルチャー面の言及で子供には“？”なシーンも多い。
世界中の所謂“ヘイト”に対するフィル&クリスからのカウンターパンチを日本でももっと広い世代に偏見無く観て欲しい。
