誘われるまま恋人の里帰りについて行ってみたら、なんと彼の実家は世界有数の名家だった…！
エブエブ熱が冷めやらず…ミシェル・ヨー目当ての軽い気持ちで鑑賞しましたが、しっかり真面目なラブコメでかなり面白かったです。
↓↓↓以下ネタバレあり↓↓↓
冒頭、アジア人差別丸出しのホテル支配人とのやり取りが痛快過ぎてめちゃくちゃ笑顔になった。いいぞ、もっとやれ…。
シンガポールの観光協会でも絡んでるのかと疑いたくなる素晴らしいロケーションの数々にもうっとり。良いなあ。まんまと今シンガポールに行きたいです。
親切なフリして蹴落とそうと食らいついて来る界隈のマウント女子達やミシェル・ヨー演じる彼氏のママとの序盤のやり取りは下手なホラー映画より怖かった…。
でも…親友のペク・リン〜！！もう〜〜〜大好き！最高！
一度は心折られても、彼女のお陰で奮い立って立ち向かって行くレイチェルもめちゃくちゃ素敵でした。
からの武装(ドレスアップ)シーンにはワクワクが止まらない！ああいう展開好き過ぎる。
だけど、ガッチガチに鎧を纏った戦場でレイチェルが武器にしたのが美貌とか彼氏の後ろ盾とかじゃなく、彼女がこれまで情熱を傾けて来た経済学であったことが何か…とても良かった。
そして地獄のパーティー。
自分も知らなかった自分のルーツをあの場で初めて聞かされて、自分がやったことでもない生まれる前の出来事で存在を否定されてしまうのはなんというか…理不尽だし辛過ぎる。ここでもリンちゃんの存在が物理的にも精神的にも有難かった〜。お母さんの顔見た途端に私も泣いてしまった。
お母さんの人生どれだけしんどかったんだろう…。
お義母さんとの麻雀対決の場にさりげなく居て見守っててくれてたのにも泣かされました。
だけど一番泣いたのはやっぱり最後の指輪。お義母さんからの、ヤン家へようこその気持ちが込められたあの指輪。あれがあればこの先どんなに強く当たられても頑張れるよなぁ。
それにしてもおばあちゃんもお義母さんには怖かった…。
私の母も姑にいびられてたし、孫の中でも長男次男は猫可愛がりされてたけど女の私は母と共にメイド扱いされていた。だから姑が自分より目下の女に強く当たるのはデフォって認識がどこかにあるんだけど、アメリカの価値観からしたらびっくり仰天なんだろうか。
そういう有害な誰得謎伝統も無くなっていけば良いな。
