このレビューはネタバレを含みます
今更ながら鑑賞。
私たちは捨てたのではない。
捨てられてたのを拾っただけ。
印象に残ったのは、池脇千鶴演じる刑事と安藤サクラの会話シーン。
人に寄り添うことが、正論を述べることではないのだと分かった。そして、傷を持ったものにしか、癒されない傷もあると思った。
ショタとリンは、この家族との日々をどう思い出すのだろう。
リンは覚えていないだろう。彼女の未来は暗い。
ショタは大人になるにつれ、彼らの欺瞞をもっと憎むようになるだろうが、受け取った愛情や楽しい日々を決して忘れずに胸に抱えて生きてゆくだろう。
私たちには、何が出来るのだろう。彼らとの溝は果てしなく深い。