万引き家族の卑屈で不毛な映画語りのネタバレレビュー・内容・結末

誰しも親父の背中の大きさが変わる瞬間がある。

腕相撲で初めて買った時。
お袋にバチバチに説教されてるのをみた時。
言い返せない所を見た時。

ラストシーン。
小さい時にあんなに大きく力強く逞しく見えた親父の背中が、ふと小さく見えた時を思い出し、猛烈に泣いた。
あの時の情けないような、悲しいような、愛おしいような、悔しいような、そんな感情がドッと押し寄せてきた。

しかし、そうなって大人になるのだ。