画面の切り取り方が綺麗で、雑多な場面も悲壮感がそれほどまでに感じられない。それが良かった。話の内容は辛いことなのに、俳優さんたちの演じ方がどこかコミカルで。私の好みの問題だけど、常々映画にはコミカルな要素があってほしいなぁと思っていて、リリーフランキーさんをはじめ演じ手みなさん温かくて親密で、よかった。
捨てたんじゃない、拾った。捨てた人は他にいる。家族とは誰のことなのか。一般的常識的にいう家族と一緒にいることが幸せなのか。
ここにいる「家族」の繋がりは。
ゆりちゃんは何を見たのかな。
細野晴臣さんの音楽、とても印象的でした。寄り添ってくれるような優しい音でした。救いでした。